金投資とは?
ゴールドの時計やアクセサリーには、お金持ちのイメージがある。
それは金が限りある資源で、高価だからだ。
金投資には金地金や金貨、純金積立といった現物取引のほか、金相場に連動した上場投資信託(金ETF)や金先物取引、投資信託としての金鉱ファンドなどがある。
金は価格が急落する可能性が少なく、世界中で簡単に換金できる。
特に世界経済が不安定な時に価値が上がるという特長があり、それが現在の金の高騰につながっている。
2005年までは1グラム1500円前後だった金価格が、2011年は4000円以上に。
つまり長い目でみると、金は値動きが大きく、難しい投資対象であるともいえる。
また金は債券などと違い、利息のようなものは一切発生しない。
取引はドル建てが基本なので、為替相場の変動にも注意が必要だ。
金地金
金地金(きんちがね)は、マンガなどでよく出てくる「金の延べ板」や「ゴールドバー」だ。5gから1kgまでいろいろな種類があり、グラム単位で購入できる。
500グラム以上の地金であれば売買手数料はかからないが、逆に小口の場合はバーチャージという手数料が発生する。
金地金は貴金属商や宝石商、高級デパートのほか、最近ではインターネットでも購入できる。同じ日の同じ時間でも販売店によって金の価格が違ったり、手数料や保管料も違うため、購入の際には比較検討したい。
金ETF
金地金の現物のみで運用する投資信託を有価証券化し、証券取引所に上場したもの。
約3万円程度の少額から投資できること、保有手数料などもかからないなど気軽な点が受けており、リスク分散のためにポートフォリオに組み入れる人が増えている。
株式や債券と違い利回りがないため、買ったときよりも高く売らないと利益が出ないこと。緊急の場合、解約請求が停止または延期される場合もある。